写真●DNP小型モニター付きパンフレット
写真●DNP小型モニター付きパンフレット
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 大日本印刷とグリーンハウスは、パンフレットやダイレクトメールなどの印刷物に小型の液晶ディスプレイを組み込んだ販促ツール「DNP小型モニター付きパンフレット」を2015年2月2日から受注開始した(写真)。印刷物を開くとその場で音声付き動画を再生できるため、商品への訴求力向上や理解促進が期待できるという。価格は個別見積もり。

 デジタルサイネージ(電子看板)や電子POPなど音声付き動画を使った販促手法が一般的になっていることから、郵送で直接情報を届けられるダイレクトメールやパンフレットで動画を再生する販促ツールを開発したという。

 画面サイズは標準で2.8型QVGA(320×240ドット)、オプションで3.5型QVGAや4.3型480×272ドットを選択可能。4GBのメモリーを内蔵する。ファンクションボタンは、標準仕様で動画再生・停止・送り・戻し・音声のボリューム調整が可能。オプションで動画コンテンツの選択や音声録音の機能も設定できる。電源には単4形乾電池2本を採用。再生時間はアルカリ乾電池使用時で約120分。

 両社は、自動車販売店のカタログ、食品メーカーや化粧品メーカーの店頭説明用の商品案内、出版社の動画付き絵本、グリーティングカードなどの用途を想定しており、2015年度に10万部の受注を目指すとしている。