ニフティは2015年2月3日、家庭向けのセキュリティサービス「常時安全セキュリティ24プラス」を開始した。「IoT時代のセキュリティサービス」をうたい、パソコン、スマートフォン、タブレット、家電など家庭のネットワークにつながる様々な端末をセキュリティの脅威から保護する。

写真1●「常時安全セキュリティ24プラス」で使うサービスアダプター
写真1●「常時安全セキュリティ24プラス」で使うサービスアダプター
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 このサービスでは、2種類のセキュリティ対策機能を提供する。一つは、ニフティのクラウドインフラにある「@niftyセキュリティセンター」でセキュリティ対策をするというもの。通信経路は「家庭のネットワークから@niftyセキュリティセンターを経てインターネットに至る」形になる。

 無線LAN接続機能を持つサービス用機器「サービスアダプター」(写真1)を家庭のネットワークにつなぐと、家庭のネットワークと@niftyセキュリティセンターの間にVPNトンネルが作られ、サービスアダプター配下の端末が保護される。この方法による対策には、セキュリティソフトを導入できない機器も保護対象にできるなどのメリットがある。@niftyセキュリティセンターでは、シマンテックのセキュリティソリューションを採用。オンラインウイルススキャンと安全評価機能(悪質サイトへの接続ブロック)の二つの対策を実施する。なお、安全評価機能は2月25日に提供を始める。

 セキュリティ対策機能の二つめは、端末にインストールして使うセキュリティソフトを使うもの。家庭内からサービスアダプターを介さずインターネットに接続するケースと、出先でインターネットに接続するケースをカバーする。カスペルスキーのセキュリティソフトを提供。Windows、Mac OS、Androidに対応し、3アカウントまで利用可能だ。