写真◎他社製アプリの情報を表示
写真◎他社製アプリの情報を表示
出所:GoogleのWebサイト
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 米Googleは現地時間2015年1月30日、パーソナルアシスタント「Google Now」に他社製アプリケーションの情報を追加すると発表した。まずは40種類のアプリケーションによる情報をGoogle Nowのカードとして表示する(写真)。

 Google Nowは、ユーザーにとって必要と思われるタイミングで必要と思われる情報を自動的に提示する機能で、Google検索のモバイルアプリケーションを通じて提供している。一日の始まりに天気予報、家を出るときに交通情報といった具合にカード形式で通知する。

 これまではGoogle検索やGoogleサービスの情報が対象だったが、今後はサードパーティー製アプリケーションの通知も対象に含める。Googleによれば、30以上の開発者とNowカード提供に向けて協力しているという。

 ユーザーは例えば朝に英紙「Guardian」のニュース速報に目を通し、通勤途中にインターネットラジオ「Pandora」のレコメンド情報をチェック、帰宅する前に即日配達サービス「Instacart」からストックが切れそうな食料品の通知を受け取る、といったことができる。旅行を計画中に空き部屋シェアサービス「Airbnb」で調べたが宿泊予約しなかった場合、旅行日程が近づくと、保留していたリストが表示される。

 そのほか、配車アプリケーション「Lyft」、英誌「Economist」、ランニング支援アプリケーション「Runtastic」や、レシピサイト「クックパッド」、ニュースアグリゲーション「スマートニュース」、不動産ポータル「SUUMO」なども参加する。

 Google Nowの機能強化は数週間かけて実施する。Android端末で他社製アプリケーションのNowカード表示を利用するには、Android向けGoogleアプリケーションの最新版がインストールされている必要がある。iOS向けGoogleアプリケーションでのGoogle Now強化については明らかにしていない。

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