写真1●Android TV搭載メディアプレーヤー「Nexus Player」とコントローラー
写真1●Android TV搭載メディアプレーヤー「Nexus Player」とコントローラー
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写真2●別売りのNexus Playerゲームパッド
写真2●別売りのNexus Playerゲームパッド
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 グーグルは2015年1月29日、スマートテレビやセットトップボックス向けAndroid OS「Android TV」を初めて搭載したメディアプレーヤー「Nexus Player」(写真1)を国内で販売すると発表した。Google Playおよび全国のワイモバイル取扱店を通じて2月下旬に販売を始める。価格は1万2800円(税別)。

 Nexus Playerは、HDMI入力端子を備えたテレビに接続して使うメディアプレーヤー端末。YouTubeの動画などを大画面で視聴できるほか、付属のコントローラー(リモコン)で、ゲームなどAndroidアプリもダウンロードして利用できる。リモコンはマイク機能を備えており、音声検索に対応。見たい動画を音声検索で探すといった使い方ができる。本格的にゲームを楽しみたいユーザー向けに、専用ゲームパッド「Nexus Playerゲームパッド」(写真2)も別売りで用意する。

 USBスティック型映像配信端末「Chromecast」と同様に、スマートデバイス側で検索したオンライン映像や音楽、アプリの画面などをNexus Playerを介してテレビに転送し、利用可能にするマルチスクリーン技術「Google Cast」に対応している。

 端末を製造したのは台湾ASUSTeK Computer(ASUS)。ハードウエアの主な仕様は、1.8GHzのクアッドコアCPU(Intel Atomプロセッサー)、1Gバイトのメインメモリー(RAM)、8Gバイトのストレージ(eMMC)、HDMI出力ポート×1、microUSB2.0ポート×1、無線LAN(IEEE 802.11ac)、Bluetooth 4.1など。

 本体サイズは120mm×120mm×20mm(直径120mmで厚さが20mmの円盤形状)で、重量は235グラム。製品パッケージには本体の他、音声検索対応リモコンや電池(単4×2)、クイックスタートガイドなどが付属する。

 なお、マルチデバイス対応動画配信サービス「ビデオマーケット」、定額制オンライン動画配信サービス「Hulu」、ヘアスタイルカタログアプリ「Hot Pepper Beauty(ヘアスタイルカタログ)」、無料のレシピ動画視聴アプリ「料理サプリ」---の四つがNexus Playerの「国内対応予定アプリ」として、併せて発表された。