佐賀県庁はiOS/Windowsスマートデバイスの管理・運用基盤としてMDMクラウドサービス「CLOMO MDM」を採用した。サービスを手掛けるアイキューブドシステムズが2015年1月28日に発表した。

 CLOMO MDMは、モバイルデバイスの各種機能の遠隔設定・制限、リモートロック、リモートデータ消去、利用状況監視などの機能をクラウドサービスの形態で提供する。iOS、Android、Windows、Kindleを一括管理できるのが特徴だ。1月中に、米アップルが提供する企業・教育機関向けiOS端末導入支援サービス「Device Enrollment Program(DEP)」に対応予定である。

 アイキューブドシステムズによると、佐賀県庁では2013年8月から県庁職員が使う100台のiPadに対してCLOMO MDMを試験導入し、検証を実施してきた。2014年10月に全庁での本格導入を決定し、iPhone 200台/iPad 900台/Windowsタブレット170台を統合管理する基盤として運用を開始したという。

 CLOMO MDMの導入費用・月額利用料金は、初期費用2万4000円、年間基本料金2万4000円、サービス利用料金が端末1台あたり月額300円(税別)。

 併せて、同庁はiPhone/iPad向けに、アプリケーション配信サービス「CLOMO MOBILE APP PORTAL」を導入。Office 365などの職員が使うビジネスアプリケーションの配布に同基盤を活用する。CLOMO MOBILE APP PORTALはiOS/Androidのみに対応するため、今回Windowsタブレットは対象外となる。

■変更履歴
記事公開時、サービスの採用を佐賀県庁が発表したとしていましたが、発表したのはアイキューブドシステムズです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2015/01/30 13:40]