ソネットは2015年1月29日、FTTHサービス「NURO」に、3階建て以上の集合住宅で加入できる「NURO 光 for マンション」を加えると発表した。3月末頃から順次サービスを提供する予定で、同日から申し込み前のエントリーを開始している。

 NUROは、ソネットがNTT東日本からダークファイバーを借り、回線とISPを一体化して提供するFTTHサービスで、2013年4月に開始した。戸建て住宅と2階建て以下の集合住宅向けに提供中の「NURO 光」は、通信速度が下り最大2Gbpsで、同社は「個人宅向けの商用FTTHサービス市場で世界最速」としている(上りは最大1Gbps)。

 NURO 光 for マンションの対象エリアは、関東1都6県(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城)。3階建て以上の同一マンション内に申し込み者が4世帯以上集まれば、マンションの規模や分譲・賃貸の別を問わず利用できる。通信速度は、各住戸下り最大2Gbps、上り最大1Gbpsとなる。月額料金は1900~2500円で、同一マンションの加入数に応じて変わる。例えば4~6世帯の場合は月額2500円、10世帯以上だと月額1900円となる。

 上記料金は、プロバイダー料金と、回線終端装置のレンタル代金を含む。この回線終端装置は、無線LANを標準で搭載する。サービスは2年間の継続契約で、2年ごとに自動更新され、継続契約期間中に解約すると9500円の契約解除料がかかる。また別途、 契約事務手数料3000円と宅内工事費4万円がかかる。宅内工事費は36回の分割払いで、サービス開始に合わせ分割払い代金を基本料金から割り引くキャンペーンを予定している。このほか、同一マンション内の利用者が4世帯以上集まることで設立され、ソネットに設備導入費(共用部分の工事費)と設備管理維持費を支払うための任意団体(Hands-up)への加入が必要。Hands-upの会費は、月額料金に含まれている。