「Surface Pro 3」をベースにしたシンクライアント端末「ThinBoot ZERO」
「Surface Pro 3」をベースにしたシンクライアント端末「ThinBoot ZERO」
[画像のクリックで拡大表示]

 エス・アンド・アイは2015年1月28日、シンクライアント端末「ThinBoot ZERO」の新ラインアップとして、日本マイクロソフトのタブレット「Surface Pro 3」をベースとした特別モデルを発売した。価格はオープン。予想実売価格は、本体のみが12万~13万円、タイプカバー(キーボード)付きが13万~14万円。

 ThinBoot ZEROは、レノボ製パソコンをベースとしたシンクライアント端末シリーズで、2011年7月の発売から約4万台出荷の実績がある。今回、日本マイクロソフトが第4世代Core i3を搭載したSurface Pro 3を法人向けに発売したことを受けて、特別モデルの位置付けで販売する。

 12型液晶ディスプレイとIEEE802.11ac対応無線LANを搭載。オプションのタイプカバーを付けることでノートPCのように使える。バッテリー駆動時間は約9時間。本体寸法は幅292×奥行き201.3×高さ9.1mm、重さは約800g。

 シンクライアント版では、起動OSにWindows Embedded 8.1 Industryを採用し、要望に応じてシンクライアントシステムに合わせたカスタマイズに対応する。また、システム接続の際の認証強化やセキュリティパッチなどのアップデートに便利な管理ツールなどを付属し、箱から出したらすぐにシンクライアント端末として使用開始できるサービスを合わせて提供するという。