写真●HP Integrity NonStop X
写真●HP Integrity NonStop X
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2015年1月27日、ミッションクリティカル環境に向けた無停止サーバープラットフォーム「HP Integrity NonStop X」(写真)を発表。同日、発売した。

 HP Integrity NonStop Xは、プロセッサーにx86アーキテクチャーの「インテル Xeon プロセッサー」を搭載したことが特徴。インターコネクトにはInfiniBand FDRを採用し、56Gbpsの帯域幅と低レイテンシを実現した。こうした業界標準技術を採用することで、「無停止での稼働環境においても高性能システムで総所有コストの低減が可能」(日本HP)だという。

 同製品では、無停止を実現するため、単一システム内でハードウエアだけでなくプロセスも二重化。プライマリプロセスで障害が発生しても、バックアッププロセスが処理を引き継ぐようになっている。

 また、LinuxやJBossといったオープンソースソフトウエアとの親和性を高め、リレーショナルデータベース管理システム「HP NonStop SQL/MX」をSQL標準のANSI SQL-92に準拠させた。これにより、無停止サーバーの適用領域を、データベース統合や高可用性Javaアプリケーションなどにも広げられるという。

 HP Integrity NonStop Xの最小構成価格は、6061万9900円(税別)から。これには、「HP NonStop OS」ソフトウエアライセンス3年分と、HP NonStop OSネイティブのトランザクション処理モニター「Pathway with TS/MP」のライセンス3年分が含まれる。