HP ElitePad 1000 G2看護仕様タブレット
HP ElitePad 1000 G2看護仕様タブレット
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2015年1月26日、ビジネス向けタブレットの新製品を3月上旬から順次発売すると発表した。教育分野向け「HP Pro Tablet 10 EE G1」「HP Pro Slate 10 EE G1」、医療分野向け「HP ElitePad 1000 G2 看護タブレット」、建設および土木現場向け「HP ElitePad 1000 G2 頑丈タブレット」といった業務用途に特化したモデルなど8機種をラインアップした。

 HP Pro Tablet 10 EE G1とHP Pro Slate 10 EE G1は、学校での使用環境を考慮したモデルで、ハードウエア仕様はほぼ同じ。IP52の防塵・防滴性能と耐落下性能を備え、スタイラスペンを収納できる設計を採用。また、オプションで教室学習の際に便利な接点接続型キーボードベースを選択できる。10.1型WXGA(1280×800ドット)液晶を搭載。本体寸法は幅280×奥行き182×高さ14.4mm。

 HP Pro Tablet 10 EE G1は、OSにWindows 8.1/8.1 Proを搭載。バッテリー駆動時間は約9.5時間。重さは約845g。希望小売価格は4万6800円から。HP Pro Slate 10 EE G1は、OSにAndroid 4.4.4を搭載し、NFC機能を内蔵する。バッテリー駆動時間は約10時間。重さは約855g。希望小売価格は4万4800円。

 HP ElitePad 1000 G2 看護タブレットと同 頑丈タブレットは、10.1型WUXGA(1920×1200)液晶タブレット「HP ElitePad 1000 G2」をベースに、それぞれの業務用途向けジャケットを装着したモデル。両機種ともOSは、Windows 8.1 Pro。

 看護タブレットは、ジャケットに抗菌処理を施し、IP54の防塵・防水仕様をクリアした。また、タブレット搭載の2次元バーコードリーダーを使って医薬品などを管理できる。バッテリー駆動時間は約10.8時間。本体寸法は幅278×奥行き207.5×高さ20mm、重さは約1.1kg。希望小売価格は14万8000円。

 頑丈タブレットは、IP65の防塵・防水性能および米軍調達基準のMIL STD試験に適合するよう設計した。測定機器の接続を想定してシリアルポートなど多彩なインタフェースと2次元バーコードリーダーを内蔵。バッテリーを2個搭載して最大で約20時間動作する。本体寸法は幅285.5×奥行き215×高さ33mm、重さは約1.45kg。希望小売価格は14万8000円。

 このほかにも「HP Pro Slate 8」と「HP Pro Slate 12」は、QualcommのSnapdragonデジタルペン技術を採用した「HP デュエットペン」を付属。タブレット画面に直接入力するだけでなく、普通紙に書いた文字や図をデジタル化して画面に表示できる。OSはAndroid 4.4.4。

 HP Pro Slate 8は、7.9型QXGA(2048×1536ドット)液晶を搭載し、バッテリー駆動時間は約13時間45分(動画再生時)。本体寸法は幅136.99×奥行き206.99×高さ7.99mm、重さは約350g。希望小売価格は6万9800円。HP Pro Slate 12は、12.3型UXGA(1600×1200ドット)液晶を搭載し、バッテリー駆動時間は約13時間45分(動画再生時)。本体寸法は幅221.95×奥行き300.3×高さ7.99mm、重さは約850g。希望小売価格は7万9800円。

 「HP Elite x2 1011 G1」は、11.6型フルHD(1920×1080ドット)液晶と脱着可能なキーボードを備え、タブレットとしてもUltrabookとしても使用できる。米軍調達基準の耐久性試験「MIL STD 810G」をクリアした。OSはWindows 8.1/8.1 Pro。バッテリー駆動時間はタブレット本体が約9時間、キーボード装着時は約14.3時間。本体寸法は幅298×奥行き206.1×高さ20.8mm、重さは約1.54kg(キーボード装着時)。希望小売価格は9万9800円から。

 「HP Pro Tablet 408 G1」は、8型WXGA液晶ディスプレイとWindows 8.1/8.1 Proを搭載した低価格モデルで、マイクロHDMI端子やフラッシュ付き8メガカメラなどを備える。本体寸法は幅215×奥行き140×高さ9mm、重さは375g。希望小売価格は3万9800円から。