情報処理学会 情報規格調査会(ITSCJ)は2015年1月22日、国際標準化団体「ISO/IEC JTC 1」にビッグデータとIoTの国際規格を開発する作業グループが設置されたことを受けて、日本としての対応を協議する委員会「ビッグデータ小委員会」「インターネットオブシングス小委員会」を組織したと発表した。併せて、各小委員会への参加メンバーの募集を開始した。

 ISO/IEC JTC 1は、2014年11月にアラブ首長国連邦で開催した総会において、ビッグデータおよびIoTの作業グループ「ISO/IEC JTC 1/WG 9(Big Data)」と「ISO/IEC JTC 1/WG 10(Internet of Things)」の設置を決定した。今回、ITSCJが組織した小委員会は、これらの作業グループの国際会議に参加して国際標準化活動を推進するとともに、日本産業界としての意見を発信していく。

 各小委員会では、ビッグデータとIoTの規格案を検討するメンバーを募集する。メンバーの具体的な活動は、規格項目の洗い出しや日本としての意見集約、ISO/IEC JTC 1作業グループの国際会議への参加など。ビッグデータ小委員会の主査候補には産業技術総合研究所の伊藤智氏、インターネットオブシングス小委員会の主査候補には産業技術総合研究所の河合和哉氏が挙がっている。