ガートナージャパンは2015年1月21日、世界のCIO(最高情報責任者)を対象にした調査の結果を発表した。デジタル化の推進に関して、世界と日本のCIOで認識の違いがあることが浮き彫りになった。
デジタル化の推進役を誰が担うべきかを聞いたところ、「CIO」と答えた割合が世界は47%だったのに対し、日本は10ポイント程度低かった。ガートナーは「世界に比べてデジタル化への関与に日本のCIOがやや消極的であることの表れ」と分析している。
ガートナーの長谷島眞時エグゼクティブプログラム グループバイスプレジデント兼エグゼクティブパートナーは調査結果を踏まえて、デジタル化に対する経営層や事業部門の期待と、既存のIT部門が持つ意識との間に「ある種のギャップを感じる」と語った(写真1)。そのギャップを埋めるために、「(CIOが自ら開拓し、周囲を説得していく)『CIOファースト』の意識を持つべきだ」と力を込めた。
調査は世界84カ国の2810人(日本は61人)のCIOから回答を得た。2015年の日本のIT予算額は前年比0.8%減(世界は1.0%増)だった。ガートナーの山野井聡リサーチ部門日本統括バイスプレジデントは2015年のIT投資に関して、「世界に比べて日本は慎重」という見方を示した(写真2)。