画面●Facebookの問題報告画面例
画面●Facebookの問題報告画面例
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 米Facebookは現地時間2015年1月20日、デマや偽情報の表示を削減するための取り組みについて明らかにした。偽情報との報告があったコンテンツに、注意を促すメッセージを添える。

 Facebookでは、偽の情報や作り話をそうとは知らずにうっかり共有してしまい、あとでデマであることを知って投稿を削除するといったことが頻繁に起こっている。Facebookは最近、投稿の問題報告のオプションに「It's a false news story(これは虚偽のニュース記事です)」という項目を追加した(画面)。この項目の報告は他の項目の2.5倍多いという。

 今後は、多数のユーザーが偽情報と報告したコンテンツ、多数のユーザーが削除したコンテンツを対象に、「多くのユーザーがこのコンテンツには偽情報が含まれていると報告しています」といった注釈を表示する。

 Facebookがコンテンツの内容を確認して虚偽かどうかを判断することはなく、対象のコンテンツを削除することもしない。しかし、注釈が付くことによって、共有や「いいね!」が減るため、掲載の優先順位が下がり、ニュースフィード上の表示が減ることになるとしている。

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