コマツは2015年1月20日、建設現場を支援するITサービス「スマートコンストラクション」の提供を2015年2月から始めると発表した。建設現場で発生するあらゆるデータをクラウド基盤に蓄積し、社会インフラの整備や災害復旧に役立てる。将来的には100億円規模のビジネスに育てたい意向だ。

 スマートコンストラクションでは、無人ヘリや3Dレーザースキャナー、建機の運転席に設置したカメラなどを通じて、建設現場のデータを収集。それらを新たに開発したクラウド基盤「KomConnect(コムコネクト)」で管理し、施工計画をシミュレーションしたり、建機を自動で制御したりする。

 新たに数十人規模の「スマートコンストラクション推進本部」を設立する。スマートコンストラクション推進本部が企画・開発を手掛け、コマツレンタルが営業活動を展開する。価格は一般的なICT建機を使った場合で、月額100万円程度になる見込みだ。