写真●KDDIの田中孝司代表取締役社長
写真●KDDIの田中孝司代表取締役社長
[画像のクリックで拡大表示]

 KDDIは2015年1月19日、iPhone 6など同社指定のスマートフォンを18カ月以上利用したユーザーが機種変更する際に、端末代金の分割支払残額を無料にする「アップグレードプログラム」を発表した。月額300円(税別)で提供する。2月6日からau取扱店で加入受付を開始する。

 同プログラムへは、同社指定の機種を24カ月の割賦契約で購入し、かつ、料金プランに「データ定額 2/3/5/8/10/13」「データ定額 2(V)/3(V)/5(V)/8(V)/10(V)/13(V)」「LTEフラット」「LTEフラット(V)」のいずれかを選択する場合の割賦契約時のみ加入できる。

 プログラム加入後、対象端末を18カ月以上利用した上で機種変更すると、端末の分割支払金残額が無料になる。ただし、機種変更後の機種でも「アップグレードプログラム」に継続加入すること、機種変更時に旧機種の回収に応じること、回収した旧機種に故障・水濡れ・破損がなく正常に動作すること、が条件になる。

 分割支払金残額無料の権利が生じる19カ月めから分割支払が終了する25カ月めまでのいずれかの月で機種変更した場合、権利が生じてから行使するまでの月数分の月額料金は返金される。例えば、20カ月めに機種変更した場合は、1カ月分の料金300円が、au WALLETカードに入金される。

 対象機種は、iPhone 6、iPhone 6 Plus、および同日発表した2015年春モデルの「INFOBAR A03」「AQUOS SERIE mini SHV31」の4機種。

 同社の田中孝司代表取締役社長(写真)は、同プログラムについて「ずっとauを選んでもらうための施策」と説明。MVNO事業者が提供する“格安スマホ”などへのユーザー流出防止策の一環と見られる。