サービスの全体像
サービスの全体像
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 イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)は2015年1月15日、安心・安全情報などをテレビにプッシュ配信で届けるテレビ自動お知らせサービス「イッツコム テレビ・プッシュ」の提供を同年1月22日に開始すると発表した。

 同サービスは、インターネットに接続された専用端末(IP ボックス)をテレビにつなぐだけで、緊急地震速報、災害気象情報などの各種緊急情報に加え、避難情報や河川ライブカメラ画像など自治体と連携した防災情報などを告知する。

 これらの情報は、IPボックス内蔵スピーカーから音声およびテレビ画面にプッシュ配信される。情報の緊急度が高い情報の場合は、テレビが消えていてもテレビの電源を自動的に立ち上げる。また、テレビ放送や録画番組視聴時にも、画面を自動的に切り替えて告知する。総務省が推進する「災害情報共有システム(Lアラート)」にも対応する。

 このほか、降雨を事前にお知らせする降雨アラームや、運行情報(復旧情報を含む)、花粉やPM2.5などの大気情報、防犯情報など、日常生活に役立つ各種情報を、自宅周辺に特化して必要なタイミングで配信する。

 毎朝の支度のタイミングに合わせて定時に、天気や交通情報、ごみ収集日情報などをまとめて知らせる機能も搭載する。

 このサービスは、イッツコムのサービスエリア内で居住する場合は、イッツコムの他のサービスに加入していないケースでも利用できる。利用料金は、IPボックスを含む初期費用が9800円/台、月額利用料が650円/台(イッツコムのサービスに加入していない場合が950円/台、いずれも税別)。

 なお、自治体との情報連携については、川崎市とイッツコムが締結した「放送と通信サービスを活用した防災気象情報に関する覚書」などに基づいて1月22日より川崎市と連携を開始する。連携自治体は、順次拡大していく予定。

 このサービスのパートナー企業は、情報配信システム運用がCueform、ベースプラットフォームおよびIP ボックスがパナソニック システムネットワークスである。

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