米Appleが小型デジタルカメラ関連の特許を取得したことが、米特許商標局(USPTO)が公開した資料から分かった。バイクのヘルメットやハンドルバー、スキューバダイビングのマスクなどに装着した使用が可能という。

 現地時間2015年1月13日に成立した特許は米国特許番号が「8,934,045」、タイトルは「Digital camera system having remote control」。カメラモジュールとリモコンモジュールから成るカメラシステムに関するもので、クレーム数は14件。2012年3月12日に申請していた。

 両モジュールは無線通信機能を内蔵する。カメラモジュールは静止画と動画を撮影でき、本体前面と上部の2カ所に撮影システムを備える。リモコンモジュールではカメラモジュール関連の情報などを表示するディスプレイを搭載し、カメラの起動や設定、モード変更といった操作が行える。

 米GoProの小型アクションカメラと同様の製品が考えられるが、風圧抵抗をおさえて音声のノイズや画像のブレを低減する点などがGoPro製品より優れているとしている。

 しかし特許を取得したからといって、必ずしもAppleがウエアラブルカメラを生産するとは限らない。同社は毎年多数の特許を出願しており、一度も製品に採用されない特許技術も多いと、米Wall Street Journalは指摘している。

[USPTOの資料(1)]
[USPTOの資料(2)]