ソニーは2015年1月5日(現地時間)、米ラスベガスでの「2015 International CES」に先駆けてプレスカンファレンスを開催し、4KテレビへのAndroid TVの採用や、スマートウエア分野の新製品などを発表した。

 発表会には、ソニー代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)の平井一夫氏が登壇。平井氏は通常のイベント内容に先立って、ソニーピクチャーズが12月25日に劇場公開に踏み切った「The Interview」について言及する時間を設けた(写真1)。

写真1●ソニー代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)の平井一夫氏
写真1●ソニー代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)の平井一夫氏
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 同映画の公開に際してハッカー集団から攻撃を受けたことについて、「ソニーとして厳しい状況に置かれたが、米国とカナダで作品を公開できるように、従業員が尽力してくれた」(平井氏)と説明。「表現の自由は、ソニーのエンタテインメントビジネスにとってかけがえのないもの。見てくれた全ての人に感謝したい」(同)と謝意を表した。

ソニーのイメージセンサーを自動車業界にアピール

 平井氏はまず、ソニーの各製品についての最新情報に触れた。クラウドベースのTVサービスとして2014年11月に発表した「PlayStation Vue」は、2015年第1四半期より商用サービスを開始。「いつ、どこで、どのような映画やテレビを見るか、コントロールできるようにすることで、テレビ体験を再定義する」(平井氏)と語った。