写真●「指さしナビ」の画面
写真●「指さしナビ」の画面
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 アクロネットと会津大学発のベンチャー企業である会津ラボは2015年1月5日、“ご当地キャラクター”が観光スポットなどを道案内するスマートフォンアプリ「指さしナビ」(写真)を、1月15日から全国の地方自治体向けに提供すると発表した。

 同アプリは、スマートフォンのカメラを使って画面に映し出した現在地の風景に、キャラクター画像をオーバーレイして道案内を行うもの。無料アプリをスマートフォンにダウンロードしてあらかじめ登録された行き先を選択すると、キャラクターが目的地の方向を指し示してくれる。実際の風景にナビゲーターを重ねるため、地図を読むのが苦手な人でも使いやすい。

 特に、地方自治体の観光案内用途を想定して開発されたアプリであり、ナビゲーターに各地方自治体のご当地キャラクターを設定したり、目的地に地元の観光スポットを登録したりできる仕様になっている。さらに、オプションで、スタンプラリーなどの特設イベントページや、ご当地キャラクターとミニゲームができるメニューなどを作ることも可能だ。

 同アプリを開発した会津ラボは、福島県内の15市町村、および鳥取市で同アプリを試験提供してきた。会津若松市が導入した「会津若松ナビ」は、これまでにおよそ5000件のダウンロードがあったという。1月15日から、アクロネットの販売チャネルを利用して全国の自治体・公共団体向けに販売していく。

 同アプリのカスタマイズ開発の基本価格は50万円(税別)。基本価格には、iOS版とAndroid版の2種類のアプリ開発、デザイン作成、観光地点情報の登録、キャラクター1体の作成の各費用が含まれる。

 オプションで、スタンプラリーなどのイベント特設ページを設ける場合の参考費用は50万円から。ご当地キャラクターとじゃんけんなどのミニゲームをする機能の参考費用は、1ゲームあたり10万円から。