VuzixのWebサイト
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 ヘッドマウントディスプレー(HMD)を手掛ける米Vuzixは現地時間2015年1月2日、米Intelから2480万ドルの出資を受けたことを明らかにした。IntelはVuzixのシリーズA優先株式4万9626株を取得する。すべて普通株式に転換した場合、IntelはVuzixの約30%を保有することになる。

 Vuzixは、Intelから得た資金を全般的な運転資金として利用する。ファッション性の高い次世代アイウエアやウエアラブルディスプレイの消費者向け提供を加速させたいとしている。

 同社は防衛関連や救命救急向け拡張現実(AR)HMDのほか、米Googleが開発中の「Google Glass」のようなメガネ型ウエアラブル端末「M100 Smart Glasses」などを販売している。M100は「Android Ice Cream Sandwich 4.04」をベースにしており、米国での希望小売価格は999.99ドル。

 Intelは2014年12月に、メガネ型ウエアラブル端末の研究開発に関してイタリアの大手メガネメーカーLuxottica Groupと複数年の提携を結んだ(関連記事:米Intelと伊Luxottica、メガネ型ウエアラブル端末の研究開発で提携)。また、Googleが従来の米Texas Instruments製チップに代わってIntel製チップをGoogle Glassに採用するとも報じられている。

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