ソニーと米Microsoft各社のオンラインゲームサービス「PlayStation Network(PSN)」と「Xbox Live」が現地時間2014年12月24日からアクセス障害に見舞われ、「Lizard Squad」を名乗るハッカー集団が関与を表明している。

 ソニーのサポートサービスの公式Twitterアカウント「@AskPlayStation」は12月24日午後、サービスに不具合があるとの報告を認識しており、調査していることを明かした。PlayStationの公式アカウント「@PlayStation」も12月25日の朝、「一部ユーザーがログインできないことを認識している。エンジニアが調査中」とツイートした。

 Microsoftのサポートサービスの公式Twitterアカウント「@XboxSupport」は12月25日午前の時点で「ログインのトラブルを認識しており、復旧に向けて作業中」としている。

 複数の米メディアの報道(Business InsiderMashableNBC Newsなど)によると、12月24日の早い時間からLizard SquadはTwitter上で、両ネットワークに分散型サービス拒否(DoS)攻撃を仕掛けたと、犯行声明を出している。

 Lizard Squadは、自身のツイートに対するお気に入り登録やリツイートが一定数に達したらネットワークを復活させるという内容のつぶやきを繰り返し投稿し、インターネットユーザーを煽っている。同集団は今月上旬に発生したXbox LiveおよびPSNのサービス障害についても関与を主張している(関連記事:ソニーのプレステネットワークにシステム障害、「Lizard Squad」の攻撃か)。

 ソニーとMicrosoftはいずれも、分散型DoS攻撃を受けているかどうかについては明言しておらず、実際にLizard Squadの仕業であるかは現段階で明らかではない。

 上記メディアは、おそらく大勢がクリスマスプレゼントとしてPlayStationやXboxを贈られ、さっそくオンラインにアクセスしようとするこのタイミングでのサービス障害は、両社にとって大きな打撃だと指摘している。