アルプスシステムインテグレーション(ALSI)は2014年12月24日、経費・旅費精算ワークフローソフト「ECOAS」シリーズのラインアップを拡充し、コーディングを必要とせずに、ツールを使って画面やワークフローをユーザーみずからカスタマイズできるようにしたソフトウエア製品「ECOAS for IM-BIS」を販売開始した。価格(税別)は150万円で、ECOASシリーズの他のソフトと共通。

 ECOASは、経費・旅費精算ワークフローソフトである。動作プラットフォームとして、NTTデータイントラマートが開発/販売しているシステム基盤ミドルウエア「intra-mart Accel Platform」(以下、intra-mart)を利用する。intra-mart上で開発したアプリケーションという位置付け。動作環境や開発環境の違いに応じて、「ECOAS for iAP」、「ECOAS for iWP」、「ECOAS for IM-BIS」の三つを用意している。

 既存のECOAS for iAPとECOAS for iWPは、カスタマイズの自由度が高いが、カスタマイズのためにはコーディング作業が必要となっていた。これに対してECOAS for IM-BISでは、コーディングすることなくカスタマイズできるようにした。これにより、カスタマイズをベンダーに発注することなく、ユーザーみずから画面を変更したりワークフローを設定したりできるようになった。

 ノンコーディングでカスタマイズするための機能としてECOAS for IM-BISではintra-mart製品群に含まれているワークフロー開発基盤の「IM-BIS」を利用する。IM-BISは、intra-martのワークフローモジュール、簡易画面作成ツール、BPM(ビジネスプロセス管理)、外部データ連携ツール、---などを統合したシステム基盤である。

 ECOAS for IM-BISの価格は150万円。前提となるIM-BISの価格は、1CPU当たり100万円。画面設計ツールのIM-FormaDesignerは、1CPU当たり80万円、intra-mart Accel Platformアドバンストは、1CPU当たり180万円。IM-BISとIM-FormaDesignerを最初から含んだintra-mart Accel Platformエンタープライズは、1CPU当たり320万円。