画面1●SETTAのダッシュボード画面
画面1●SETTAのダッシュボード画面
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画面2●SETTAのサーバー調達画面
画面2●SETTAのサーバー調達画面
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 クリエーションラインは2014年12月22日、IBMのIaaS型パブリッククラウドサービス「SoftLayer」を簡便に使えるようにした日本語ポータルサービス「SETTA」(画面1)を発表した。2015年1月12日に開始する。SETTAのバックエンドでSoftLayerのAPIを利用しつつ、SETTAの簡易GUIやAPIを介して簡単にサーバーを配備できるようにした。利用料(税別)は、初期費無料で月額9500円から。カード不要で、請求書による決済ができる。

 SETTAは、SoftLayerを簡便に使えるようにするポータルサービスである。ポータルの日本語GUI画面からパッケージ化されたサーバーを選ぶだけでSoftLayer上にサーバーを配備できる(画面2)。OSは、サービス開始当初はCentOS 6.x(64ビット)かWindows Server 2012 Standard Edition(64ビット)のいずれかが使える。それぞれのOSごとに、サーバースペックに応じて約5種類のプリセットされたサーバー構成から、配備するサーバーを選択する。

 料金の支払い方法は請求書ベースである。クリエーションラインから月末締めの請求書が届くので、法人にとっては利用しやすい。エンジニアによるQ&Aサポートも得られる(別途契約が必要)。提供時期は未定だが、SETTA-APIと呼ぶ、SoftLayerのAPIをラッピングしてより簡便に使えるようにする独自のAPIも用意/公開する。

 ポータル経由で利用可能なIaaSサービスとしては、まずはサーバーの配備機能が中心となる。その後順次、運用監視(Zabbix)やセキュリティー(ウイルス対策や侵入検知)など、各種の機能を追加する予定である。