BlackBerryのWebサイト
[画像のクリックで拡大表示]
カナダBlackBerryは現地時間2014年12月19日、2015会計年度第3四半期（2014年9～11月）の決算（すべて米ドル）を発表した。売上高は7億9300万ドルで、前年同期の11億9300万ドルから34％減少した。
米会計原則（GAAP）ベースの純損失は1億4800万ドル（1株当たり損失は0.28ドル）で、前年同期の44億100万ドル（同8.37ドル）から大きく縮小した。営業損失は1億3900万ドルで、前年同期の50億2500万ドルから大幅な改善を見せた。
特別費用を除いた非GAAPベースの場合、純利益が600万ドル（1株当たり利益は0.01ドル）、営業利益が1600万ドルとなる。
売上高の内訳は、ハードウエアが約46％、サービスが約46％、その他ソフトウエアなどが約8％だった。ハードウエア事業の売上高に寄与したスマートフォンは約200万台だった。
英メディアの報道（Financial Times）によると、アナリストらは売上高を9億5600万ドル、特別費用を除いた1株当たり損益を0.05ドルの赤字と予測していた。
またBlackBerryは、ドイツSecusmartの買収を完了したことも明らかにした。買収額については明らかにしていない。Secusmartは、ドイツをはじめ、各国の政府機関、企業、通信サービスプロバイダーに音声およびデータ暗号化や盗聴防止システムを提供している。今年7月に、買収に関する合意を発表していた（関連記事：BlackBerry、政府・法人向けセキュリティのSecusmartを買収へ）。
