Googleが2014年春に公開した自動運転車両
Googleが2014年春に公開した自動運転車両
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 米Googleは自動運転車両の実用化に向けてパートナーを探していると、米Wall Street Journalが報じた。同社は自動運転車両を5年以内に市場に投入したい考えだという。

 自動運転車両開発プロジェクトのChris Urmsonディレクターは、現地時間2014年12月19日に行われたインタビューで、「我々は自動車メーカーになろうと思っているのではなく、交渉を行い、パートナーを探している」と述べた。

 また同氏は、春に公開したプロトタイプ(関連記事:Google、自動運転車両のプロトタイプ公開、2人乗りでハンドルなし)を「さらに3世代進化させた、より高度な『beta one』」の試作で自動車部品供給メーカーと協力していることも明らかにした。2015年の早い時期に道路走行テストを開始したいとしている。

 Googleはいずれ自動運転車両を大量生産するために自動車メーカーや部品供給サプライヤーと提携を結ぶことが正しい方針だと判断したが、「ビジネスモデルについては依然検討中」(Urmson氏)だという。

 また英Reutersは、Googleが自動車に直接搭載するAndroidの開発を進めていると報じている。現在GoogleはAndroid端末を接続して車載システムと連動させる「Android Auto」に取り組んでいるが、新たな自動車向けプラットフォームはスマートフォンをつなぐ必要がないという。