MVNO(仮想移動体通信事業者)の丸紅無線通信は2014年12月17日、法人向けにプリペイド型のデータ通信用SIMカードを2014年12月24日から販売すると発表した。一般にプリペイド型SIMは店頭購入やクレジットカード払いが多いが、請求書払いなど法人が支払いやすい決済方法を選べることが特徴という。

 NTTドコモのLTE/3G回線を使ったMVNOサービスである。SIMを端末に挿入してアクティベーション(利用開始手続き)をしてから、一定期間が経過するか一定容量を使いきるまでサービスを利用できる。企業がストックしておき出張時に社員に配布する、あるいは旅行会社が顧客に配布するなど、物品と同じように契約手続きなしで取り扱いができる。

 用意したカードのメニューは、容量と利用期間により「1Gバイトもしくは30日間」「3Gバイトもしくは90日間」「6Gバイトもしくは180日間」「12Gバイトもしくは360日間」の4種類。価格は購入個数などによって変わるが、1個販売の場合で「1Gバイト/30日」のカードが4000円程度、「3Gバイト/90日」のカードが7500円程度だという。