米Googleは現地時間2014年12月17日、地図サービス「Google Map」に仮想現実(VR)の“イースターエッグ”(隠し機能)を仕込んだことを明らかにした。VRヘッドセットなどを使って、Google Mapのストリートビューを3D体験できる。

 使い方は、Google Mapのモバイルアプリケーションでストリートビューを開き、画面下の回転矢印をダブルタップする。これを、同社の簡易型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Cardboard」などに組み込んだスマートフォンで眺めれば、実際にその場に居るようなVR体験を楽しめるという。

 Cardboardはダンボール製の組立式HMDでスマートフォンを組み込んでレンズのぞき込むことで、没入感のある3Dビデオやゲームを楽しめる。Googleの従業員が、勤務時間の20%を自由な研究に充てられる「20%プロジェクト」を利用して開発したもので、今月ソフトウエア開発キット(SDK)をリリースするなど本格的な取り組みを進めている(関連記事:Google、ダンボール製VRヘッドセット「Cardboard」の取り組みを強化)。

 米メディアの情報(PCWorld)によると、Google Map上のVR隠し機能は、Android搭載スマートフォンで利用可能。

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