スパイスボックス(東京都港区)は2014年12月17日、シード・プランニング(東京都文京区)の調査機関デジタルインファクトと共同で国内におけるIoT(モノのインターネット)市場における広告市場予測を発表した。2020年には2013年と比べ、市場規模が約5倍の1290億円まで広がるという。

 本調査ではパソコン、タブレット、スマートフォンを除いたオンライン接続デバイスに配信される広告を「IoT広告」と定義。主にデジタルサイネージやウエアラブル端末、カーナビゲーションシステムなど新たにタッチポイントとして生まれる広告市場を算定した。

図1●IoT広告市場はウエアラブル端末、カーナビが牽引して広告需要が高まると予測
図1●IoT広告市場はウエアラブル端末、カーナビが牽引して広告需要が高まると予測
[画像のクリックで拡大表示]

 同調査では、2013年に252億円だったIoT広告市場は2020年には1290億円まで拡大すると試算(図1)。ウエアラブル端末はフィットネス、ヘルスケア、エンターテインメント分野で、カーナビはIT企業による地図情報サービス提供が進み、位置情報や地図情報と連動した広告需要が高まることで市場拡大が進むと予測した。