リコージャパンは2014年12月16日、公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会との協業を発表した。リコージャパンが販売するパソコンやプリンターを納入・設置する作業の一部を、シルバー人材センターを通じて、ハードウエア開発・保守などの業務経験がある退職技術者に依頼する。
同協業により、リコージャパンは、オフィスへの機器納入・設置が集中する土曜・日曜祝日に働ける技術者を確保したい考えだ。一方のシルバー人材センターでは、一般企業・公共団体から受注する業務が事務分野に偏り、元エンジニアが経験を活かせる分野の仕事が少ないことが課題になっていた。
両者は、機器の納入・設置時に行う作業の手順書を作成するとともに、人材の選定基準となる必要技術レベルを明確化。作業品質を確保する仕組みを整備した。2015年1月から、全国のシルバー人材センターで、同協業による取り組みを順次展開していく。