総務省は2014年12月15日、ジャパン・モバイルキャスティング(Jモバ)から申請のあったV-High帯を利用する特定基地局の開設計画の変更を同日に認定したと発表した。

 総務省は、2010年9月9日にJモバから申請があったV-High帯を使用する特定基地局の開設計画を認定した。Jモバが整備した放送網を利用して、既にmmbiがマルチメディア放送「NOTTV」を展開している。その後、2013年12月に制度改正が行われ、マルチメディア放送に加えてテレビジョン放送の実施が可能となったことを受けて、Jモバよりテレビジョン放送を行うため、同開設計画の変更の申請が行われた。

 総務省は、申請について審査した結果、開設計画の変更を行うことが適当と認められることから、同日に認定した。変更の主な内容は、特定基地局の目的として「テレビジョン放送を追加」したほか、放送局設備供給役務の料金について「テレビジョン放送実施に伴う新料金体系の導入」をし、事業収支見積りとして「テレビジョン放送の実施に伴う事業収支見積りの追加」を行った。

 V-High帯においては、現行のNOTTV(契約者向けの有料2chと、契約なしで誰でも視聴できる無料2ch)に加えて、2015年4月1月からテレビジョン放送として6chの有料放送がスタートする。mmbiでは、「NOTTVパック」として現行のNOTTVシングルの月額サービス利用料である400円(税別)に、235円をプラスしてこれらのchが全て利用できるサービスの提供を2015年4月1日に開始する(mmbiの発表資料へ)。

[発表資料へ]