図1●「Querida Insight」のサービスイメージ
図1●「Querida Insight」のサービスイメージ
[画像のクリックで拡大表示]
図2●「Querida Planning」のサービスイメージ
図2●「Querida Planning」のサービスイメージ
[画像のクリックで拡大表示]

 博報堂DYメディアパートナーズと博報堂は2014年12月15日、広告主にとっての新規見込み客を発見する「Querida Insight(クエリダインサイト)」と、そこに対して的確な広告配信を可能にする「Querida Planning(クエリダプラニング)」の提供を同日に開始すると発表した。

 「Querida Insight」は、パネル調査から得られるデータに加えて、調査対象者のWeb閲覧行動などのオンラインアクチュアルデータを追加して分析するというサービス。Web媒体のどのページカテゴリーを閲覧しているかなど、調査結果による質問回答結果だけでは得られない生活者の実際のWeb閲覧行動を分析したうえでのターゲット像の策定をサポートする(図1)。

 「Querida Planning」は、パネル属性項目・アンケート回答項目から設定したターゲット像の含有率を、Web動画広告やバナー広告の広告配信セグメントで事前に把握することを可能とする。決定した広告配信セグメントに対しては、動画広告やバナー広告など様々なWeb広告で直接リーチできる(図2)。

 これまではターゲット像策定と広告配信を行う際、パネル調査データとオンラインアクチュアルデータが分断されていて、「実際の行動履歴を基にターゲット像を策定できない」「ターゲット像にどの程度リーチするのか事前に把握できない」といった課題を抱えていたという。

 博報堂DYグループの担当部門であるDATA WiNGSはそれらの課題に対し、「DATA WiNGSが独自で実施する大規模調査データ」「クライアントごとに実施する個別調査データ」「媒体社との取り組みにより取得したオンラインアクチュアルデータ」などを統合して分析する。これによって、「実行動も加味したターゲット像の策定」と「ターゲット像へどの程度届くのかを事前に把握した上での広告配信」を実現するという。

[発表資料へ]