写真1●Microsoft Visual Studio 2013でカウンターアプリの開発を体験
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写真2●「Angry Birds」のプログラミングゲームで遊ぶ生徒たち
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 日本マイクロソフトは2014年12月12日、東京都世田谷区の私立戸板中学校・女子高等学校において、同校の生徒を対象としたプログラミング講座を開催した(写真1)。中学2年生から高校2年生までの生徒36人が参加し、Microsoft Visual Studio 2013を用いたWindowsストアアプリの開発を体験した。

 同講座は、非営利団体Code.orgのプログラミング教育の普及キャンペーン「Hour of Code」に賛同する形で、Hour of Codeのキャンペーン期間(2014年12月8日から14日)に合わせて実施されたもの。講座の進行と生徒のサポートについて、プログラミングスクールを運営するライフイズテックが協力した。

 「プログラミングの学習は、論理的に思考する力を育ててくれる。アプリ開発だけでなく、様々な科目の勉強に役立つスキルだ」---。日本マイクロソフト 最高技術責任者 兼 マイクロソフトディベロップメント 代表取締役 社長の加治佐俊氏は、生徒に対して、プログラミングを学ぶ意義をこう説明した。

 参加生徒は、まず、「Hour of Code」のWebサイト上にある教育ゲーム「Angry Birds」を使って、コーディングの基礎を学習した(写真2)。その後、日本マイクロソフトが用意したSurface Pro 3上のMicrosoft Visual Studio 2013環境を用いて、クリック数をカウントするカウンターアプリの開発を体験した。

 20面あるAngry Birdsのゲームをすべてクリアした中学3年生の生徒は、「プログラミングは順序良く考えていく練習になるので、勉強をするときに役立ちそう」と感想を述べた。また、高校2年生の生徒は、「今回Angry Birdsのゲームに触れたことで、プログラミングというものを具体的にイメージできた。今、進路を考えているが、プログラミングが学べる大学に興味を持った」という。

■変更履歴
記事公開時点でWindowsストアアプリの開発を体験したソフトウエアを「Microsoft Visual Studio 2003」としておりました(本文中で2カ所、写真の説明で1カ所)が、正しくは「Microsoft Visual Studio 2013」でした。お詫びして訂正いたします。本文は修正済みです。[2014/12/15 10:40]