写真●Smart DiscussionのWindows 8版の画面
写真●Smart DiscussionのWindows 8版の画面
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 キッセイコムテックは2014年12月8日、ペーパーレス会議システム「Smart Discussion」を強化し、会議端末としてiPadに加えて新たにWindowsタブレット(Windows 8.1またはWindows RT 8.1)を利用できるようにした(写真)。iPad版の機能を継承しつつ、Windows 8の特徴を生かしたタッチ形式のユーザーインタフェースに変更したという。

 Smart Discussionは、クライアントサーバー型で動作するペーパーレス会議ソフトである。サーバーソフトは、会議資料の登録(オフィス文書ファイルやPDF、画像ファイルなど)、参加者の管理、参加者のタブレットへの資料配信、タブレット間の画面の同期---などを司る。一方のクライアントソフトは、会議端末となるタブレット上で動作し、会議資料の閲覧に利用する。

 ペーパーレス会議システムとして、発表者の画面を参加者全員の画面に同期させられる。途中で発表者を切り替える使い方も可能。発表者のページを同期表示しながら、もう一つの画面に任意のページを表示する二画面モードの表示も可能である。発表者との画面同期が必要ない場合は、あらかじめ資料をダウンロードしておくことで、ネットワークにつながらない環境でもペーパーレス会議ができる。

 また、画面資料がPDFまたは画像形式の場合、あらかじめ資料の上に手書きでメモを書き入れ、メモを含んだ資料として配信することも可能である。

 今回、タブレット端末上で動作する専用のクライアントソフトの稼働環境を拡大し、これまで提供してきたiPad版に加えて、新たにWindows 8版を用意した形である。iPad版の機能を踏襲するとともに、Windows 8のタッチインタフェースを生かしたユーザーインタフェースを新規に開発したとしている。

 価格(税別)は、オンプレミス向けの買い取り型の場合、基本費用が20ユーザーライセンスを含んで90万円。サーバー機能をSaaS型で利用できるクラウド型の場合、共用サーバー利用プラン「スタンダード」(20ユーザー、データ容量1Gバイト)が初期費用無料で月額3万円、専用サーバー利用プラン「エンタープライズ」(50ユーザー、データ容量3Gバイト)が初期費用3万円で月額7万円。