中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2014 in Mitaka 最終審査会が2014年12月6日、東京都三鷹市内で開催された。同コンテストは、中学生と高校生を対象にプログラミング言語「Ruby」を使ったプログラムの技術力や操作性、発表力などを競うもの。15歳以下対象の「アンダー15(U-15)」と18歳以下対象の「アンダー18(U-18)」の2部門に分けて審査・表彰される。主催は中高生国際Rubyプログラミングコンテスト実行委員会(関連記事)。

 4回目となる今年は、U-15に64作品、U-18に13作品の応募があった。これらの中から、1次審査を通ったU-15の部5作品、U-18の部5作品の開発者がプレゼンテーションを実施。プレゼンと作品の内容を踏まえて、まつもとゆきひろ氏を審査委員長とする審査委員が2部門ごとに最優秀賞、優秀賞、奨励賞を決めた。

 U-15(15歳以下)部門の最優秀賞には、滝沢第二中学校科学部(岩手県)の「イライラ人生ゲーム」が選ばれた(写真1)。同作品は、トランプの神経衰弱ゲームとボードゲームの人生ゲームを組み合わせたもの。異なるものを組み合わせてきちんと遊べるゲームに仕立てた発想力が評価された。

写真1●U-15(15歳以下)部門の最優秀賞を獲得した滝沢第二中学校科学部の面々
写真1●U-15(15歳以下)部門の最優秀賞を獲得した滝沢第二中学校科学部の面々
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 このほか、U-15の部では、石原正宗氏(東京都)の「Our Word Book」、宮崎海斗氏(兵庫県)の「RUBY BBS」が優秀賞に、さぬき市立さぬき南中学校 ソレイユ(香川県)の「気象情報表示システム」、さぬき市立さぬき南中学校 ラピュタ(香川県)の「露摩雄の南中アドベンチャー」が奨励賞に選ばれた。