写真◎デジタルアシスタント機能「Cortana」
写真◎デジタルアシスタント機能「Cortana」
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 米Microsoftは現地時間2014年12月5日、デジタルアシスタント機能「Cortana」の提供をフランス、イタリア、ドイツ、スペインにも拡大すると発表した(写真)。

 Microsoftは4月に、「Windows Phone 8.1」の機能として米国におけるCortanaのベータ提供を開始。7月には、Windows Phone 8.1のアップデートで中国と英国にベータ版を提供すると発表した(関連記事:Microsoft、デジタルアシスタント機能「Cortana」を中国などに拡大)。

 今回、開発者向けプレビュープログラム「Windows Phone Developer Preview Program」の登録者に対し、上記の欧州4カ国でアルファ版Cortanaを提供する。

 アルファ版はベータ版より機能を限定しており、例えばフライト情報は現時点で含んでいない。乗り換え案内は大都市のみ対象となり、今後拡大していく予定。また「エベレストの高さは?」といった質問に回答するための文献データへのアクセスもできないが、近いうちに利用可能にするとしている。

 なお、Cortanaは次期Windows「Windows 10」に搭載されるとみられている。すでに配布されているWindows 10の技術プレビュー版では実装していないが、Microsoft関連の情報サイト「WinBeta」はWindows 10のプレリリースソフトを入手したとして、Windows 10上で動作するCortanaをビデオで紹介している。

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