ジュピターテレコム(J:COM)は2014年12月4日、マンション向けエネルギー管理支援サービス(MEMS)「エコレポ」の提供を2015年2月に開始すると発表した。

 同サービスは、マンションの電力の見える化、ECHONET Liteによる家電制御や節電コンテンツなどを提供する。パソコンやタブレット、スマートフォンに加えて、STB(セット・トップ・ボックス)を利用して家庭のテレビからでも「電力の見える化」表示を行うことができる。

 また、J:COMが提供するタブレットによる暮らしに役立つ情報提供サービス「くらしのナビゲーション」でもエコレポの提供を行うことで、利用者は日々の暮らしの中で気軽に節電に取り組めるという。

 エコレポは、スマートマンション評価制度の評価項目の一つである「独自料金」にも対応している。節電ポイントなどの具体的な内容は今後検討し、2015年2月以降、スマートマンション導入加速化推進事業補助金の交付決定を受けたマンションに対して順次提供していく。

 J:COMは、2012年12月から集合住宅向けに電力提供サービス「J:COM電力」を開始し、2013年8月には電力一括受電事業を手がけるアイピー・パワーシステムズ(IPPS)を子会社化するなど、電力サービスの取組みを強化してきた。今回のサービスは、まずJ:COM電力の導入マンションから提供する。その後、IPPS利用マンションへの拡大など検討していく。

 今後J:COMは、高圧一括受電サービスの一層の拡大を図るとともに、エネルギーデータを活用できるマネジメントシステムを構築し、利用者の多様なニーズに応えていく方針。

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