写真1●「akippa(あきっぱ)」の画面
写真1●「akippa(あきっぱ)」の画面
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写真2●優勝したギャラクシーエージェンシー社長の金谷元気氏
写真2●優勝したギャラクシーエージェンシー社長の金谷元気氏
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 2014年12月2日から京都市内のホテルで開催されている「Infinity Ventures Summit 2014 Fall」で、スタートアップ企業がアイデアを競い、出資者を募るコンテスト「IVS Launch Pad」が開催された。事前審査を勝ち抜いた14社の代表が登壇し、6分間のプレゼンテーションを実施。上位入賞者には、クラウドサービスの利用権、ウィッシュリストの実現権、高級腕時計などの賞品が贈られた。

 優勝したのは、ネット上で駐車場の空きスペースを仲介する「akippa(あきっぱ)」。同サービスを提供するギャラクシーエージェンシーの金谷元気氏は「空いている自宅や貸し駐車場のスペースを、駐車場を必要としている人に仲介するサービス」と説明する(写真1、2)。スマートフォンで利用でき、地図上に利用できる駐車スペースがリアルタイムに表示される。事前の予約も可能で、料金の支払いはオンラインでのクレジットカード決済が利用できる。貸し手には、ユーザーの支払った駐車料金の70%程度が支払われる。

 2位は、新興国向けモバイルインターネット無料化サービスの「PopSlide」。運営するYOYO Holdingsの深田洋輔氏によると、スマートフォンの画面に広告を表示させ、この広告を閲覧した実績がユーザーのポイントとなる。このポイントで、携帯電話からのネット接続料金を支払える。

 3位は、牛一頭単位での体調や搾乳、発情時期などの管理ができる、酪農・肉牛飼育向けスマートフォンアプリの「Farmnote」。4位はリアルタイム解析したデータを基に、物販サイトなどでの最適な接客を実現する「KARTE」、5位はBluetooth Low Energyを利用した落し物追跡用タグ「MAMORIO」が選ばれた。