米Facebookは現地時間2014年12月3日、セキュリティ保護対策の強化として、スロバキアESETとの提携を発表した。ESETのセキュリティソフトウエアとFacebookのマルウエア検出および防止システムを連係させる。

 Facebookは今年5月にもフィンランドF-SecureおよびTrend Microとの同様の提携を発表しており、これら企業の無償版セキュリティ製品をFacebookに組み込んでいる。「利用可能なセキュリティプロバイダーが多数あれば、マルウエアを特定して除去できる機会が増え、Facebookを使っている人々が自身の情報をより安全な状態に維持できる」とFacebookは説明している。

 ESETとの提携では、Facebookのサービスにアクセスするデバイスに不審な挙動が見られ、マルウエア感染の疑いがある場合、アンチウイルススキャンの実行を勧めるメッセージを表示する。ユーザーはFacebookからログアウトすることなく、スキャンを実行して結果を確認し、該当するソフトを無効化できる。
 
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