写真●米エクスパンシブ・ベンチャーズ 共同創立者 ジェネラルパートナーのジョン・ソーバーグ氏
写真●米エクスパンシブ・ベンチャーズ 共同創立者 ジェネラルパートナーのジョン・ソーバーグ氏
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 ベンチャーキャピタルの米エクスパンシブ・ベンチャーズが、日本のスタートアップ企業への投資案件の募集を始めた。創業間もない企業を対象にしたシードステージ投資を行う。投資規模は1社当たり1~2億円で、既に国内企業1社への投資が固まりつつあるという。

 「我々は、世界初となる"ネットワークベース"のベンチャーキャピタルだ」と、2014年5月にエクスパンシブ・ベンチャーズを立ち上げたジョン・ソーバーグ氏は語る(写真)。「シリコンバレーなど特定地域に根を下ろす従来のベンチャーキャピタルとは異なり、世界を目指す優れた企業であれば、地域を問わず投資している」(ソーバーグ氏)。

 ソーバーグ氏と共に同VCを立ちあげたアデオ・レッシ氏は、東京・大阪を含めて世界85拠点に展開する起業家育成プログラム「Founder Institute」の創立者でもある。この組織を通じて起業した会社は、現時点で1000社を超える。「我々はFounder Instituteのネットワークを通じ、投資したスタートアップ企業の世界展開をサポートできる」(ソーバーグ氏)。投資するスタートアップ企業はFounder Instituteを卒業した企業に限らず、幅広く募集する考えだ。