図●東京メトロがオープンデータ活用コンテスト
図●東京メトロがオープンデータ活用コンテスト
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 東京地下鉄(東京メトロ)は2014年12月2日、全線の列車位置や遅延時間などのデータを公開した「オープンデータ活用コンテスト」に、281件のアプリの応募があったと発表した。

 発表によると、応募されたアプリには「完成度の高いものや鉄道事業者では開発できないようなアプリ」も数多く寄せられたとしている。地図上で各列車の在線位置を見ることができるものや、事前に登録した仲間に自分の乗る車両を公開して待ち合わせ情報を共有したり、乗っている車両を公開してSNSなどでコメントを共有できるもの、現在位置や目的地を入力すると乗るべき列車を指定してくれるものもあるという。

 応募アプリは、Google Play、App Store、Windowsストアのほか、応募者が設定した任意のWebサイトで公開されている。また、YouTubeで「東京メトロオープンデータ活用コンテスト」と検索すると、応募者が制作したアプリの紹介動画を見られる。同社の開発者サイトからもダウンロードのリンク先をたどれる。

 同社は2015年1月下旬に審査会を行い、2月中旬に表彰式を行う。賞金総額200万円で、グランプリは賞金100万円。東京大学大学院情報学環教授の坂村健YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長ら5人が審査員を務める。

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