写真1●「Oracle Alta UI」の画面例
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写真2●「Oracle Mobile Application Framework」の概要
写真2●「Oracle Mobile Application Framework」の概要
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 日本オラクルは2014年11月28日、新しいユーザーインタフェース(UI)デザイン「Oracle Alta UI」(写真1)を日本市場向けに改めて発表した。Webアプリやモバイル端末用アプリのデザインガイドラインとテンプレートで、米オラクルは9月末に開催した「Oracle OpenWorld 2014」で発表済み。オラクルの開発ツールやフレームワークで利用する。既に提供を始めている。

 Alta UIは、Webアプリとモバイル端末アプリで、見ためや色合い、配置などをそろえられるようにしたもの。モバイルアプリ開発フレームワークの「Oracle Mobile Application Framework(MAF)2.0」(写真2)とJavaアプリ開発フレームワーク「Oracle Application Development Framework (Oracle ADF) 12.1.3」以降で対応している。それぞれのユーザーは、追加料金なしでAlta UIが使える。

 モバイル端末のOSがメジャーバージョンアップして、UIの見ためやガイドラインが変更されたときは、Alta UIも合わせてアップデートする。「モバイルアプリにおいて、OS側のUI変更に追従するコストをユーザー企業ではなくオラクルが負担する。ユーザー企業はデザインではなく業務ロジックの構築に注力できる」(日本オラクルFusion Middleware事業統括ビジネス推進本部製品戦略部の井上憲担当マネージャー)。Alta UIはおよそ2カ月間隔でマイナーバージョンアップし、半年に1度メジャーバージョンアップする。オラクルのほかの製品に比べて短い間隔で更新することで、モバイルOSの変更などに追随するという。