日本マイクロソフトは2014年11月26日、品川本社で説明会を開催し、同社のタブレット製品「Surface Pro 3」の法人向け販売チャネルの拡大や、最近の導入事例について解説した。

 説明会には、日本マイクロソフト Windows本部長の三上智子氏が登壇。Surface Pro 3の最新の活用事例や、新アクセサリーについて解説した(写真1)。

写真1●日本マイクロソフト Windows本部長の三上智子氏
写真1●日本マイクロソフト Windows本部長の三上智子氏
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 Surface Pro 3の販売状況については、「非常に好評。発売初日の法人向け売上は前モデルの11倍で、これまでに2500社の法人ユーザーに導入いただいた」(三上氏)との数字を挙げた。具体的なユーザー像として、外回りの多い営業やフリーランスなどのモバイルワーカーを中心に、店舗端末としても採用が進んでいるとした。

 海外のプロスポーツにおけるSurface Pro 3の導入事例としては、スペインのサッカークラブ「レアル・マドリードCF」や、米フットボールリーグ「NFL」の公式採用などの事例を挙げた。「レアル・マドリードでは、サポーターとのつながりを強化し、選手やコーチ向けの端末としても利用している。NFLでは試合中に撮影した写真をリアルタイムに分析し、戦術面で活用している」(三上氏)との利用例を挙げた。

 航空業界の事例としては、米連邦航空局や欧州航空安全機関における電子フライトバッグ認定を受けた数少ないデバイスとして、デルタ航空、オーストリア航空、ルフトハンザドイツ航空などがSurface Pro 3を採用。「天候や空港のゲート情報など、運航に必要な情報を提供。大きな画面がパイロットの好評を得ている」(三上氏)と事例を挙げた(写真2)。

写真2●電子フライトバッグ認定により、航空会社での導入も進む
写真2●電子フライトバッグ認定により、航空会社での導入も進む
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