写真1●小学2年生を対象に英語でプログラミングを体験するイベント「Touch&Scratch」の様子
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写真2●日本人の講師は『5才からはじめるすくすくプログラミング』の著者である橋爪香織氏
写真2●日本人の講師は『5才からはじめるすくすくプログラミング』の著者である橋爪香織氏
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写真3●参加者は最後に自らの作品を英語で発表した
写真3●参加者は最後に自らの作品を英語で発表した
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 ベネッセコーポレーションは2014年11月23日、年中から小学2年生までを対象に英語でプログラミングを体験するイベント「Touch&Scratch」を都内で開催した(写真1)。義務教育化を見据えて英語教育とプログラミング教育に関心が高まるなか、その両方を組み合わせて小学生にいち早く体験してもらおうという試み。午前と午後の2回同じ内容で実施され、それぞれ約15組の親子が参加した。参加費は、1組み当たり7000円(税込)である。

 参加者は、ネイティブである外国人の先生による英語の説明を受けながら、iPadで無償利用できる「ScratchJr(スクラッチジュニア)」を使ったプログラミングを学んでいく。基本的に英語で進行するが、要所で日本語による補足も加わる。例えば、外国人の先生が「You have to give him instructions. That is programming. And instructions are script.」というように英語で説明し、必要に応じて日本人の講師が日本語で補足する(写真2)。日本人の講師は『5才からはじめるすくすくプログラミング』の著者である、橋爪香織氏が務めた。

 大まかな内容は、以下の通り。英語でのあいさつや数字のカウントの仕方、ScatchJrでのプログラミングに必要な単語(ブロックやキャラクター、スクリプト、タップ、ドラッグ&ドロップ、moveやaddなど)を最初に学ぶ。続いて、ScratchJrの使い方と、自らの作品を作るうえで必要になる英単語(色、場所、季節など)や簡単な英文(Let’s go to XXXX.など)を習う。最後に、英語での発表の仕方をShow&Tellの定型文(Here is XXXX.など)として学んでから、参加者が自らの作品を発表して終了である(写真3)。

 イベントを見ていると、参加者は日本語の補足がないとScratchJrの操作方法などについて理解できない様子であった。それでも英語に慣れる、あるいは、プログラミングを楽しむということでは、特に保護者の目的に沿ったイベントであったようだ。

■変更履歴
記事公開当時、「小学2年生」としていましたが、正しくは「年中から小学2年生まで」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2014/11/25 17:45]