写真●iPhoneとApple Watch
写真●iPhoneとApple Watch
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 米Appleは現地時間2014年11月18日、同社が来年発売予定の腕時計型ウエアラブル端末「Apple Watch」に対応したアプリケーション開発のためのソフトウエアツール群「WatchKit」の提供を開始したと発表した。

 開発者はWatchKitを使って、「iPhone」向けアプリケーションを拡張してApple Watchと連動させることができる(写真)。開発者向けプログラム「iOS Developer Program」の登録者は、WatchKitを含む「iOS 8.2 SDK beta」と組み合わせた「Xcode 6.2 beta」を開発者向けサイトからダウンロード可能。新たに開設されたWatchKit専用サイトでは、プログラミングガイドやヒューマンインタフェースガイドライン、テンプレートなども提供している。

 WatchKitでは、Apple Watch上で動作するアプリケーション(WatchKit Apps)を作成できるほか、Apple Watch上で返信などのアクションを取れる通知(Actionable Notifications)を表示する機能や、ニュースやスポーツの試合結果といったリアルタイムの情報を一目で確認できる「Glances」向け表示機能を構築できる。

 2015年後半からは、完全にネイティブなApple Watchアプリケーションを開発できるようになるという。

 また、ヒューマンインタフェースガイドラインの基本的UIデザインに関する解説から、Apple Watchのスクリーンサイズが明らかになった。38mmモデルは解像度340×272ドットのディスプレイ、42mmモデルは解像度390×312ドットのディスプレイを搭載する。

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