サイレックス・テクノロジーは2014年11月19日、USB接続型のデバイスをTCP/IPネットワーク経由で利用できるようにするUSBデバイスサーバー機器のラインアップを拡充し、最安価となるモデル「DS-510」(写真)を発売する。価格(税別)は9400円で、同等の機能を持つ既存モデル「SX-DS-4000U2」(9800円)よりも安価に設定した。
USBデバイスサーバーとは、本来であればUSBポート/ケーブルを介してパソコンに接続して使うUSBデバイスを、TCP/IPネットワーク経由で使えるようにする製品である(関連記事:サイレックス・テクノロジーがアイソクロナス転送に対応したUSBデバイス・サーバー)。USBポート/ケーブルを仮想化する製品と言える。専用のソフトウエア「SX Virtual Link」を導入したパソコン(Windows/Mac)から、USBデバイスサーバーに接続したUSBデバイスを、あたかもローカルのUSBポートに接続したUSBデバイスであるかのように利用できる。同ソフトの設定画面から、USBデバイスの接続や切り離しができる。
プリンターやWebカメラなど、USBデバイスの種類を問わずに利用できる。音声や映像のようにデータ転送品質を要求するUSBデバイス向けには、帯域制御によって一定時間あたりの転送量を保証するアイソクロナス転送モードを利用できる。
同等の機能を持つ9400円の最安価モデル
同社のUSBデバイスサーバーのラインアップは、DS-510を含めて全5モデルで構成する。有線接続型の通常モデルは「SX-DS-4000U2」と「SX-3000GB」の2モデル。このほかに、無線LAN機能を備えた「SX-DS-3000WAN」と、VDI(デスクトップ仮想化)環境向けに特化した「SX-DS-3600V」がある。
DS-510は、有線接続型の通常モデルとしては最も安価なモデルとなり、機能面では既存のSX-DS-4000U2とほぼ同等。DS-510の主なスペックは、以下の通り。有線LANは、1000BASE-T×1。USBポートは、USB 2.0 Hi-Speed(Aタイプ)×2。外形寸法は、幅100×奥行き100×高さ25.5ミリメートル。
同社では、DS-510を含めたUSBデバイスサーバー機群全体で、適用用途を拡大していく意向である。例えば、SX-DS-3600V(価格は1万9800円)は、VDI/シンクライアント環境で問題なく利用できるようにしたモデルである。これを使うと、データセンター側で動作している仮想デスクトップの上でデバイスドライバーソフトのSX Virtual Linkを動作させ、仮想サーバーからTCP/IPを介してUSBデバイスサーバーにつながったUSBデバイスを使えるようになる。