NECとトレンドマイクロは2014年11月18日、標的型攻撃を検知してネットワーク機器のセキュリティポリシーを動的に変更するシステムを共同開発したと発表した(図)。トレンドマイクロのセキュリティ製品が検知したデータをもとに、NECのOpenFlow製品の設定を変更する仕組み。両者は、両者の製品を連携させる管理サーバープログラム「連携用アダプター」を共同開発した。
NECが2015年3月から販売する。両者それぞれの製品に、今回開発した連携用アダプターを合わせてパッケージ化して提供する。価格(税別)は、システム一式で850万円から。販売目標は、半期(2015年3~9月)で10セット。今回のシステムパッケージは、トレンドマイクロが11月13日に発表したSDN連携によるセキュリティの自動化手法「次世代セキュリティアーキテクチャ」(関連記事:攻撃検知でITインフラを自動制御、トレンドマイクロがSDN連携技術を発表)を具現化する一つの例である。
今回のパッケージは、四つの既存製品と、これらを連携動作させる一つのポリシー管理サーバーソフトで構成する。