カナダBlackBerryは現地時間2014年11月13日、Android端末向けモバイルセキュリティに関して韓国Samsung Electronicsと戦略的提携を結んだと発表した。Samsungの「Galaxy」スマートフォンおよびタブレット端末を対象にしたビジネスユーザー向けセキュリティソリューションの提供で協力する。

 共同のセキュリティソリューションでは、BlackBerryのサーバーソフトウエア「BlackBerry Enterprise Server(BES)12」をベースにする。BESのセキュアな接続、デバイス/アプリケーション/データ管理機能とSamsung独自のBYODソリューション「Samsung KNOX」を密に連係させる。Samsung KNOXは、Android端末を個人用の環境と仕事用の環境に分けて利用できるようにすることで、企業データを保護する。

 共同ソリューションは2015年の早い時期に利用可能にする。Samsungは顧客にBES12を再販し、BlackBerryはBES12の「Gold」プログラムの一部としてKNOXサポートを提供する。

 またBlackBerryは、英Vodafone、カナダRogers、シンガポールSingTelなどとも、BES12の再販で提携を結んだことを明らかにした。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]