米Facebookは現地時間2014年11月13日、データの使用に関するポリシーとサービス利用規約、およびクッキーに関するポリシーの改訂について明らかにした。現在それぞれの改訂案(データポリシー利用規約Cookieポリシー)を公開しており、11月20日までフィードバックを受け付ける。

 今回の改訂は、新しい機能やサービスを反映させたほか、ユーザー情報の収集や使用についてより分かりやすい説明にした。

 データポリシーの改訂では、プライバシーに関する基本的な情報は新たに開設したインタラクティブなFAQガイド「Privacy Basics」に集約した。広告主向けおよび開発者向けのポリシーに関する情報については別のページを用意した。これにより、データの使用に関するポリシーが以前より短く簡潔になった。

 さらに読みやすさを考慮してデザインを大幅に変更した。位置情報がどのように使用されるか分かりやすく説明し、Facebook上で購入を実施した際に、クレジットカードや配送・連絡先等の情報が収集されることなども書き加えられた。

 同社は現在、Facebookを離れることなく商品を見つけて購入できる「購入」ボタンを北米でテストしているという。

 そのほか、アプリケーションおよびWebサイトで表示される広告について、ユーザーがより細かく管理できるツールを一部地域で提供する。

 なおFacebookは、同社が広告主にユーザー情報を渡しておらず、今回の改訂によってもそれが変わることはないと強調している。

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