画面●弥生の業務ソフト「弥生シリーズ」。最近は、クラウドサービスにも力を入れている
画面●弥生の業務ソフト「弥生シリーズ」。最近は、クラウドサービスにも力を入れている
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 オリックスは2014年11月13日、業務ソフトの開発・販売を手掛ける弥生を買収すると発表した。2014年内をめどに、投資会社MBKパートナーズから、同社が保有する弥生の全株式を取得する。これにより、オリックスが弥生株式の99.9%を保有することになる。

 弥生の「弥生会計」「やよいの青色申告」などの業務ソフトの登録ユーザーは全国に125万社以上(画面)。特に、小規模事業者に多くの顧客を抱える。オリックスはこれまで主に大企業から中小企業に向けて事業を展開してきたが、弥生の買収により顧客基盤を強化する。オリックスの金融・サービスのノウハウと、弥生のサービスやITに関する専門性を生かし、事業を拡大するという。

 弥生の経営方針には変更はないという。同社の岡本浩一郎社長は、引き続き経営に従事する。

オリックスの発表資料