写真●Cyberoam CR15iNGの外観
写真●Cyberoam CR15iNGの外観
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 ジェイズ・コミュニケーションは2014年11月10日、社員100人程度までの中小企業に向けて、インターネットを安全に利用できるようにセキュリティ機器を設置してこれを運用するサービス「Rapid Watch for Cyberoam」を販売開始した。インドのCyberoam Technologiesが開発したUTM(統合脅威管理)装置「Cyberoam NGシリーズ」(写真)のレンタル提供とマネージド(運用)サービスを組み合わせて提供する。

 Rapid Watch for Cyberoamは、UTMのレンタルとUTMの運用サービスを組み合わせたサービスである。企業のネットワーク上にUTM機器を設置し、ジェイズ・コミュニケーションのSOC(セキュリティオペレーションセンター)から設定、運用、監視する。これにより、ネットワークやセキュリティに詳しい担当者がいなくてもUTMの設置と運用ができる。

 UTMの機能として、利用できるアプリケーションの制御、ファイアウォール、IPS(侵入防止システム)、IPアドレスの国別フィルタリング、URLフィルタリング、Webアクセスとメールのウイルス対策などを一通り提供する。

 ネットワークへの設置方法に合わせて、既存のネットワーク環境に変更を加えることなく利用できるアクセス透過型(トランスペアレント)ブリッジの「SecureTap」と、既存のエッジルーター(インターネットゲートウエイ)を置き換えて使うセキュリティルーター型の「SecureGate」の2種類を用意した。

 社員数に応じて、推奨25ユーザーの「Small」、推奨50ユーザーの「Medium」、推奨100ユーザーの「Medium+」の3種類のプランを用意した。それぞれのプランでレンタル提供するUTM機器は、Smallが「CR15iNG」、Mediumが「CR25iNG」、Medium+が「CR35iNG」である。

 価格(税別)は、ルーター機能を含まないSecureTapと、ルーター機能を含めて管理するSecureGateで異なる。

 SecureTapの価格は、初期設定費が5万円で、運用費はSmall(推奨25ユーザー)が月額1万5000円、Medium(推奨50ユーザーが月額1万8000円、Medium+(推奨100ユーザー)が月額2万2000円。

 SecureGateの価格は、初期設定費が6万円で、運用費はSmall(推奨25ユーザー)が月額1万8000円、Medium(推奨50ユーザーが月額2万1000円、Medium+(推奨100ユーザー)が月額2万5000円。