写真1●Cisco Meraki MRの外観(MR12/18/26)
写真1●Cisco Meraki MRの外観(MR12/18/26)
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写真2●Cisco Meraki MRの外観(MR34)
写真2●Cisco Meraki MRの外観(MR34)
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 ネットワンパートナーズは2014年11月11日、ネットワーク機器の設定をクラウドで一元管理できる製品群「Cisco Merakiファミリー」の取り扱いを開始すると発表した。開発会社は、米Cisco Systemsが買収して小会社化した米Meraki。第一弾として、無線LANアクセスポイント「Cisco Meraki MRシリーズ」(写真1写真2)を2014年12月に販売開始する。

 第一弾となるCisco Meraki MRシリーズは、無線LANコントローラー機能をクラウドサービス型で提供する無線LANアクセスポイント製品である(関連記事:コントローラをクラウド化した無線LANが日本上陸、無料MDMも提供)。管理機能をクラウド型で提供することによって、無線LANの導入と運用が容易になる。遠隔地にある複数の店舗に無線LANを導入するケースに向く。

 アクセスポイントの導入時には、クラウドから設定情報を自動的に取り込むことができる。運用時には、管理ポータルを介して設定内容を一元的に管理できるほか、アクセスポイントの稼働状況や障害情報を参照できる。なお、アクセウポイントの電源は、イーサネットケーブルを介したPoE給電やACアダプターを介して供給する。

 Cisco Meraki MRシリーズの製品ラインアップは、屋内向けが4モデル、屋外設置用が1モデル。クラウドサービスを含まないハードウエア本体の価格(税別)は、屋内設置向けの「MR12」(帯域300Mビット/秒)が約6万円、「MR18」(帯域600Mビット/秒)が約10万円、「MR26」(帯域900Mビット/秒)が約16万5000円、「MR34」(帯域1.75Gビット/秒)が約21万円。屋外設置向けの「MR66」(帯域600Mビット/秒)は約19万5000円。

 一方、クラウドサービスの価格は、アクセスポイント本体のモデルによらず一定で、1年間で約2万2500円、3年間で約4万5000円。なお、屋内向けアクセスポイントの最上位モデルであるMR34に限り、ハードウエアをクラウドサービスとともに月額制で利用できる料金プランも用意している。この場合の価格は月額で約4500円。

 なお、第一弾の無線LANアクセスポイント製品に続いて、スイッチ機器「Cisco Meraki MSシリーズ」や、セキュリティアプライアンス機器「Cisco Meraki MXシリーズ」も販売する予定である。これらのネットワーク機器の管理機能もクラウドサービス型で提供する形になる。